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新たな年度がスタートして、早2週間が経過しています!
お仕事の内容が変わった方などは疲れが少しずつ表れてくる時期ではないでしょうか?
本日は肩こりや首の痛みから連想される『胸郭出口症候群』についてブログを書きます!
まず『胸郭』とはどのような物なのかご説明していきます。
ものすごく簡単に説明しますと身体の前にある肋骨や胸骨
その中に存在する心臓や肺など取り囲んでいる部分を『胸郭』といいます!
胸郭の上部には鎖骨という骨があり肩甲骨と接続しています、
その間から神経や動脈といった血液を送るものが出ているのですが
①前斜角筋と中斜角筋の間(首の側面から出て、肋骨に付く)
②鎖骨と第一肋骨の間
③小胸筋と肩甲骨の烏口突起後方を走行する間
上記の3か所で絞扼されてることで痛み、運動麻痺、感覚障害などが発生します。
この部分が筋肉疲労やケガによって圧迫されることで「胸郭出口症候群」という病態が表れてきます!
★よく表れる症状
・ものを取ろうとして肩を上げた時
・電車に乗ってつり革などにつかまる際に頚から肩、腕にかけて症状が出てきます。
<その痛みを放置してしまうことで肘から手にかけての痺れが強くなる>
<手先など細かい動きがやりずらくなる運動障害も現れることもある>
〇今回は治療師も検査時に使っているテスト法も紹介します!
・ルーステスト法
→警察に拳銃も向けらて手を上げている姿勢をとっていただきます。
その状態から手をグー&パーを何回も繰り返し行っていただきます
*時間が経過するにつれて、痛みや痺れなどが出たら症候群の可能性が出てきます。
・エデンテスト法
→椅子などに座り、胸を張る姿勢をとっていただきます。
上記の2つのテスト法を行い、確認していきます。
*普段の生活では肩を上げなければ症状が出現しない方が多く、「肩こり」「頚こり」と勘違いしている
患者様も多くいらっしゃいますので注意してください。
★実際のまはろ接骨院 あま甚目寺院の治療方法をご紹介
①ハイボルト治療を使い痛みを取り除いていきます。
→今回ですと肩などに当てても意味がないので、鎖骨のへこんでいるところに直接当てていきます
②矯正メニューを入れて、肩甲骨の動きや位置を整えていきます。
→左右のバランスや筋肉が硬直している部分をほぐしていきます
*実際に今回の胸郭出口症候群に似た症状が出る病態は他にもあります
・頸椎ヘルニア ・頚椎症 ・肘部管症候群など考えられます
肩や腕の症状でも原因を調べてみると、頚や胸郭など様々な部分に関係してきます。
症状が出始めたときは鈍痛(身体のダルさ、重さ)を身体で感じることが多くなり
痛みが強くなると動作(物を取る、持ち上げる)などで症状が出てくる方も多くいらっしゃいます。
お身体でわからないことはまはろ接骨院あま甚目寺院まで!