今回「鼠経ヘルニア」についてご説明いたします。
鼠経ヘルニアとは聞いたことがあるでしょうか?
「鼠経部」とは「太ももの付け根」のことです。
ここの「ヘルニア」(本来あるべきところから逸脱する事)がおこります。
本来腹部にあるはずの腹膜や腸の一部が飛び出すことです。
この症状を鼠経ヘルニアといいます。
別名を「脱腸」といいます。
鼠経ヘルニア(脱腸)にはこれらのような症状があります。
・鼠経部がポコッと膨れ上がる
・鼠経部にやわらかい腫脹がある
・強い痛みがある
・引っ張られる感覚
この上記にあてはある方
鼠経ヘルニア(脱腸)の可能性があります。
これらのような方に多く発症します。
性別
・40才以上の男性、特に60才前後に多く発症します。
・80%以上が男性です。
(男性の方が身体の構造上発症しやすいからだと考えられています。)
下腹部に圧がかかる職業
・立ち仕事が多い
・長時間中腰で行うことが多い
・重たい荷物を持つことが多い
体調面
・普段から便秘気味で何度も腹部に圧をかけることが多い方。
・喘息なので咳こむことが多い方などに見られます。
・肥満や妊婦にも多いので注意してください。
などが鼠経ヘルニアに発症しやすい項目です。
下腹部に圧をかけることが多い方に多く発症しやすい病気なのです。
腹圧をかけることが多ければ鼠経ヘルニアになった場合
悪化を促進してしまう恐れもあります。
鼠経ヘルニアは「恥ずかしい病気」や「知られたくない病気」のイメージがあると思います。
初期の症状であれば、日常生活では痛みを感じる事も少なく、
症状が発症してもすぐに元通りに戻るため、
影響も少なくそのまま放置しておくことが多いです。
しかしそのまま放置しておくと大変なことになります!
放置して症状が悪化してしまうと・・・
「嵌頓」と言われる症状になる恐れがあります。
嵌頓とは
一度飛び出した腹部の腹膜や腸が元の位置に戻らなくなることです。
この状態になってしまうと柔らかかった腫れが急に固くなることや
激痛が走ったり、場合によっては嘔吐する場合もあります。
さらに症状が悪化すると生死にもかかわり、即手術になります。
初期治療が大切です
嵌頓になってしまうと生命にかかわることさえあります。
「恥ずかしい病気」や「知られたくない病気」伝えにくい事かもしれませんが、
悪化してしまうと大変なことになります。
初期症状のうちに悪化する前に
適切な治療でしっかりと身体を治しましょう。
・少しでも上記の症状に当てはまる方
・想いをなかなか伝えられない方
当院へ一度ご連絡ください。
鼠経ヘルニア(脱腸)でお悩みの方
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