今回は『交通事故』について紹介させて頂きます。
2017年の愛知県での交通事故死者数は200人で、15年連続で全国最多となりました。
200人のうち110人が65歳以上の高齢者でした。
なぜ高齢者の事故や死者数が多いのか。
また愛知県では交通事故の発生が多発するのか?
最近高齢者の方が車に乗り交通事故を起こすというニュースをよく目にします。
高齢者の方々の交通事故が増えた理由としてあげられるものは、
少子高齢化により高齢者が運転する人の割合が増えたということです。
また、高齢者が事故を起こしやすいのは
◯とっさの判断力
◯注意力
◯集中力
といった危険回避力や運動能力の低下です。
それらが低下することにより
◯アクセルとブレーキを踏み間違える。
◯反対車線の道路を逆走する。
◯認知症の高齢者が運転をする。
ということが起こるようになります。
これら以外にも「昔から運転をしてきたから自分は事故しない、大丈夫」と
自信を持ち、事故を引き起こすこともあります。
自分自身では運動能力の低下を気づくことは難しいので、
高齢者の方々の交通事故が絶えません。
また愛知県での交通事故が多発する理由としては、
名古屋走り(他県の方にマナーが悪い運転方法)が原因だと思われがちですが、
実際は車両保有台数が全国でダントツで一位だからです。
車両保有台数が多く、また他県に比べて幹線道路が広いため、
必然的に交通事故が起こりやすくなっています。
交通事故の種類
交通事故には人身事故と物損事故があります。
人身事故とは交通事故を起こした際に被害者が負傷をした場合の事故のことを示します。
被害者のケガの重さに関係なく刑事責任(法律を犯した者に対し、国により懲罰などの罰が与えられる責任)が伴い、加害者へは違反点数が付いたり罰金・処罰を受けることになります。
人身事故の原因の多くは交通ルール違反です。
例えば…
◯車両での信号無視
◯通行禁止違反
◯指定方向外進行禁止違反
◯一方通行違反
◯最高速度違反(速度超過)
◯飲酒運転(酒酔い運転)
◯薬物使用運転
◯疲労運転
◯無免許運転
◯歩行者の信号無視や飛び出しなど
物損事故とは事被害者に負傷がなく、車両などの物(財産)に損害がでた場合の事故を示します。
物損事故の原因の多くとしてはわき見運転が原因となります。
.
例えば
◯携帯電話の使用
◯カーナビの操作や使用
◯テレビの視聴
◯居眠り運転
◯ながら運転
◯安全不確認など…
事故類型
事故類型とは,事故をまず当事者の種類(人または車両)によって分類し,
当事者の事故時の行動等(動き,位置,衝突物 等)によって更に細かく分類したものをいいます。
また、事故時の当事者の進行方向や行動(直進中,右折中など)そして衝突地点など様々な要素で事故の種類を分類しています。
☆人対車両
☆車両対車両(車両相互事故)
◯正面衝突
◯側面衝突
◯出会頭に衝突
◯接触事故
◯追突事故
◯後退時衝突事故
☆車両単独事故
◯道路外逸脱
◯構造物に衝突
◯車両横転
◯車両転落
☆列車など…
交通事故は突然起こります。
細心の注意を心がけていたとしても起こってしまいます。
もし、交通事故に遭われた時の対処法としては
1.119番へ電話📞
まずは負傷者がいないか確認します。
負傷者がいた場合は、応急処置を施し救急車を手配します。
また、交通量の多い場所で事故が起きた場合には車を移動させましょう。
後続車両に轢かれてしまうなどの二次災害の危険があります。
2.110番へ電話📞
軽い事故でも連絡をするようにしましょう。
加害者側が警察に連絡することが多いですが、被害者・加害者どちらかはっきりとわからない場合もありますので、余裕があれば自身で警察に連絡しましょう。
この時に連絡を怠ると負担金が増える場合や法律で罰せられる場合があります。
3.お互いの連絡先の確認
相手の住所・氏名・電話番号などを記録してください。
また、時間がある場合は事故の状況や破損状況などを写真に残すことで証拠にもなります。
4.まはろ接骨院へ
当院へご連絡ください。
患者様の完治まで私たちがサポートいたします。
なかなか知られていませんが、接骨院で事故治療を受けることが可能です。
整形外科と連携しているため、医療面のサポートも充実しています!
また、わからないことがありましたら当院が責任を持って対応させて頂きます!
5.任意保険会社へ連絡
その場での示談は禁物です。
むち打ち症やなどの後遺症は出てくるまでに時間がかかります。
事故した当初は痛みが出てきませんが、後になって出てくる方も少なくはありません。
ご契約されている任意保険会社へ連絡して下さい。
一年を通して12月・1月は特に交通事故の件数が多いと言われています。
日照時間が短く、視界がとても見えにくくなります。
また、夜間はライトを照らしても昼間よりは視界が狭まり、ほとんど見えない状態にあります。
右左折時やバックしている時に、歩行者や自転車が急に出てきても対応できずに事故が起こるケースが多いです。
冬の事故を防ぐためには
◯車間距離を一定に保つこと
◯スピードを出しすぎないこと
◯ライトを早めにつけること
◯冬用のタイヤに交換しておくこと
◯右左折や後進する時は特に周りに気を配るなど…
意識するだけでも事故を防ぐことは出来ます。
交通事故はいつどこで起こり得るかわかりません。
自分も気をつける、また相手にも事故をさせないように心がけて運転していきましょう。