目次
- 1 変形性膝関節症
- 2 膝靱帯損傷
- 3 半月(板)損傷
- 4 膝離断性骨軟骨炎
- 5 オスグッド病
- 6 スポーツによる膝の慢性障害
- 7 膝蓋骨脱臼
- 8 腓骨神経麻痺
- 9 O脚・X脚
- 10 膝関節捻挫
- 11 ・ふとももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛える。
- 12 ・膝に負担がかからないように体のバランスを整える
- 13 ・日頃からきれいな姿勢を保つ
- 14 ・正座をさける。
- 15 ・肥満であれば減量する。
- 16 ・膝をクーラーなどで冷やさず、温めて血行を良くする。
- 17 ・洋式トイレを使用する
- 18 ●圧痛
- 19 ●腫れ
- 20 ●熱感
- 21 ●体重がかかった時、骨が直接こすれて起こる痛み「荷重時」の痛み
- 22 ●膝がグラグラするような不安定になる
- 23 Ⅰ度 ・・・小範囲の繊維の損傷で、患部の圧痛はみられますが、膝の不安定性はあまりみられません。
- 24 Ⅱ度・・・軽度から中等度の膝の靭帯損傷で不安定性がみられます。
- 25 Ⅲ度・・・靭帯が完全に断裂した状態で、不安定性が強くみられます。
今回は膝に痛みがあるときに、どんな症状がありどのような原因が含まれているのかをご紹介いたします。
膝が痛い場合おおまかにこれらの症状があります。
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変形性膝関節症
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膝靱帯損傷
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半月(板)損傷
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膝離断性骨軟骨炎
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オスグッド病
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スポーツによる膝の慢性障害
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膝蓋骨脱臼
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腓骨神経麻痺
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O脚・X脚
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膝関節捻挫
この中でも多い、変形性膝関節症、膝靱帯損傷についてご説明いたします。
☆変形性膝関節症
・男女比は1:4で女性に多くみられ、
高齢者になるほど罹患率は高くなります。
主な症状は膝の痛みと水がたまることです。
膝の痛みの度合いにより、このように分けられます。
・初期 ・・・立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、
休めば痛みがとれますが、正座や階段の昇降が困難となります。
・中期 ・・・歩くと膝が痛み、正座、階段の昇降が困難になります。
・末期 ・・・安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち
膝がピンと伸びず歩行が困難になります
ではなぜこのようになるのでしょうか????
⚠原因と病態
原因は関節軟骨の老化によることが多く、
肥満や素因(遺伝子)も関与しています。
また骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷、
化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症することがあります。
加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、
遣い過ぎによりすり減り、関節が変形します。
ではどのように予防したらいいのでしょうか????
日常生活での注意点!!!
これらのような予防方法があります。
・ふとももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛える。
・膝に負担がかからないように体のバランスを整える
・日頃からきれいな姿勢を保つ
・正座をさける。
・肥満であれば減量する。
・膝をクーラーなどで冷やさず、温めて血行を良くする。
・洋式トイレを使用する
ではどのようにすれば体のバランスを整えて、
膝に負担がかからないようにできるのでしょうか??
体のバランスに大きく関与しているのは、
体の土台である骨盤です。
骨盤が歪んでいる方は日頃の私生活により
左右の筋肉の緊張度(筋肉の硬さ)も変わっていることがおおいです。
その為どちらか一歩の筋肉に負担がかかり、左右のバランスに悪影響を及ぼします。
当院では体の歪みの根本原因である骨盤の歪みを整える
骨盤矯正の治療を行うことができます。
・治療方法
症状が軽い場合は痛み止めの内服薬や外用薬を使ったり、
膝関節内にヒアルロン酸の注射などをします。
また、
・大腿四頭筋強化訓練、
・関節可動域改善訓練 などの
運動器リハビリテーションを行ったり、
物理療法を行います。
足底板や膝装具を作成することもあります。
このような治療でも治らない場合は手術治療も検討します。
これには関節鏡(内視鏡)手術、高位脛骨骨切り術(骨を切って変形を矯正する)
人工膝関節置換術などもあります。
・次に膝関節の靱帯損傷について
ラグビーやアメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツでは、
膝外側→内側への外力(タックル)により、
他にはスキーでの転倒時、ジャンプ着地時、ツイスト時などでも発生します。
そのほか、スポーツ外傷や交通事故などで大きな力が膝に加わった時に、
その外力の方向に応じて種々の靭帯損傷を生じます。
最も頻度が高いのは内側側副靭帯損傷です。
内側側副靱帯とは、その名の通り、内側にある靱帯です。
この靱帯を損傷すると
これらのような症状があります。
●圧痛
●腫れ
●熱感
●体重がかかった時、骨が直接こすれて起こる痛み「荷重時」の痛み
●膝がグラグラするような不安定になる
靭帯の損傷具合によって重症度が分けられます。
Ⅰ度 ・・・小範囲の繊維の損傷で、患部の圧痛はみられますが、膝の不安定性はあまりみられません。
Ⅱ度・・・軽度から中等度の膝の靭帯損傷で不安定性がみられます。
Ⅲ度・・・靭帯が完全に断裂した状態で、不安定性が強くみられます。
急性期(受傷後3週間くらい)には膝の痛みと可動域制限がみられます。
しばらくして腫れ(関節内血腫)が目立ってくることもあります。
急性期を過ぎると痛み、腫れ、可動域制限はいずれも軽快してきます。
しかしこの頃になると損傷部位によっては
膝の不安定感が徐々に目立ってくることがあります。
これは下り坂やひねり動作の際にはっきりすることが多いです。
不安定感があるままに放置しておくと
新たに半月(板)損傷や軟骨損傷などを生じ、
慢性的な痛みや腫れ(水腫)が出現します。
よほど大きな靱帯断裂でなければ、
ギプスやサポーターで固定(約3週間)で治ります。
ただ一度損傷してしまうと損傷する前と同じ程度まで戻るのには長期のリハビリが必要になってきます。
こうした危険動作を避けるためにも、
日頃から筋力を強化する必要があり、
予防トレーニング、ストレッチが重要にされています!!!
自分の身体は自分で守れるように
常にいい状態を保つために
疲労がたまった身体をメンテナンスして
ケガをしない体つくりをしていきましょう。
愛西市、津島市でなかなか膝の痛みがとれない、改善されない方
一度当院へお越しください。
膝の痛みがなかなか良くならない方
体の歪みを根本から整えたい方