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テニスをしていないのに「テニス肘」?
65歳 システムエンジニア
をされている男性が来院されました。
右肘に3カ月前から
テニス肘の症状が出ており、
ボルダリング中に痛められました。
ボルダリング
ロードバイク
マウンテンバイクが趣味で
ボルダリングをはじめてから
左腕が2倍ほど太くなったため、
本人は腕の使い過ぎだと感じられていました。
診断名『テニス肘』
テニス肘とは?
上腕骨外側上顆に
炎症が起き、痛みが出る症状です。
テニス肘と言われていますが、
家事や仕事でも起こり、
物を掴んで持ち上げる、
ドアノブを回す
キーボードを打つなどでも痛くなります。
テニス肘に一度なると、
中々やめられない動作が多いので
治るのに時間がかかり、
安静にしていても痛みが治まらない事があります。
テニス肘の原因・症状
原因として、
主に手を返す動作(テニス)で働く筋肉
⇒短撓側手根伸筋の伸長動作と考えられています。
症状としては、
〇物を掴むのが痛い
〇夜間の痛み
〇冷えによる痛み
〇中指と小指の間のしびれ痛みだるさ
力が入りにくい
〇左肩が張る
5点を訴えられていました。
当院で行ったテニス肘に対する治療内容
ハイボルテージ
・右腕のハイボルテージで
痛みを取る(4回)
トムソンベット
・可動域を出すためにトムソンベット
→右腰部回旋、
肩甲骨の位置
肩関節のねじれを取ることで
負担緩和を狙いました。
(1カ月ほどで力が入るようになる)
テニス肘へのセルフケアの指導
・右腕、右肩にファシア
(筋膜のリリース)
※ファシア( Fascia )とは…
膜の1つで血管、神経などの組織を覆う膜の総称。
筋膜リリースもファシアの1つです。
・姿勢改善(猫背の改善)
懸垂動作で、背筋を正しい位置に戻し
血流をよくすることで姿勢改善にも繋がります
⇒姿勢不良(猫背)もテニス肘の原因の1つです
患者様の変化
治療を通して
肩甲骨の可動域の改善(姿勢改善)、
そして腕に負担が
かからなくなるようになり
痛みが緩和されていきました。
現在は、可動域が出てくるようになり
ボルダリングも
続けられる状態になっています。
通勤がバイク通勤なので、
前傾姿勢で
上肢の筋が休む期間も少ないこと、
広背筋のパワー不足など
様々な原因が考えられ、
硬さが取れるまでに時間がかかりましたが、
趣味を楽しみながら
現在も通っていただいています。
患者様のお声
痛みの緩和という
仕事への支障だけでなく、
趣味のボルダリングなど、
運動のパフォーマンスをあげること、
続けられることを目標にしていたので
そこを目指して
治療してくださった先生に感謝しています。
親切に話を聞いてくださり、
現在も安心して
趣味を楽しむことができています。
最後に
☑ 「テニス肘」かもしれない
☑ 同じ動作で痛みがでる
☑ 日常生活にも支障がでてきたのでなんとかしたい
ひとつでも当てはまる方は、まはろ接骨院にご来院ください。
専門の知識を持った経験豊富なスタッフが対応いたします!
出典
・プロメテウス 解剖学アトラス 解剖学総論/運動機器 第2版より