胸郭出口症候群(手の痺れ・痛み)の5つの原因

「箸が持てない」40代男性

43歳 事務職の男性が来院されました。

 

半年前から症状が出ており、

パソコンを打つ際に肩から腕にかけて手の痺れ痛みが出てきた。

本人は軽い症状だと思い放置していたが、

一か月前から症状が強くなり

パソコンに限らず、重い荷物も

持てなくなっていったとのことでした。

 

ついには、箸を持つこともできなくなり、

フォークやスプーンで食事することが

増えていきました。

 

 

『胸郭出口症候群(手の痺れ・痛み)』とは?

胸郭出口症候群とは

①斜角筋症候群(前斜角筋と中斜角筋の間) 

 

②肋鎖症候群(鎖骨と第一肋骨間の肋鎖間隙) 

 

③小胸筋症候群(小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部)

に分けられます。

 

それぞれの部位が絞めつけられ、

圧迫をされて神経障害血流障害

上肢痛放散痛手の痺れ痛み

起こします。

 

 

胸郭出口症候群(手の痺れ・痛み)の原因 ・ 症状

原因として

①重い物を持つ、なで肩、ハードトレーニング

②首肩の筋肉に負担がかかる作業や動作

③元々の体型など不良姿勢

④寒い時期の冷えよる斜角の筋温、活動の低下

⑤緊張するといった心理的ストレスによって

 肩回りの筋肉は緊張し、硬くなることが原因

 

実際にこの方も過度なデスクワーク

仕事、上司に対するストレスなどを訴えていて、

とても猫背(なで肩)でした。

胸郭出口症候群(手の痺れ・痛み)の主な症状は、

放散痛や握力の低下、手の痺れ・痛みでした。

 

 

 

胸郭出口症候群(手の痺れ・痛み)に対して行った治療内容

斜角筋症候群

モーリーテスト ( Morley test )

 

 

アドソンテスト ( Adson test )

 

 

肋鎖症候群

ルーステスト ( Roos test )

   

 

小胸筋症候群

ライトテスト ( Wright test )

 

 

主に肩甲骨、固まっている筋肉に対して

アプローチをするため

猫背矯正をメインに治療をしていきます。

肩甲骨の過外転

(バスのつり革につかまったような状態)が強くなり

胸郭が圧迫され

筋肉の硬さが強くなっているので

肩甲骨のモビライを多く行い、

胸郭出口症候群(手の痺れ・痛み)の

改善を行いました。

 

 

患者様の変化

胸郭出口症候群(手の痺れ・痛み)の治療効果を実感していただけると、

患者様の表情

見違えるほど明るくなっていきました。

今回の治療を通して、

手の痛みや痺れを取り除くだけでなく、

身体を整えることで

不安のない人生のサポート

につながっていきました。

 

今後も患者様に寄り添い、よりよい身体づくり

人生のサポートを行っていけるように

スタッフ一同尽力いたします。

 

 

お客様の声

治療を続けて箸を使えるようになっていき、

相談していなかった

睡眠の悩みも消えていきました。

 

呼吸も深くすることが出来て、

毎日快適に過ごすことが出来ています。

原因となった負荷の多い仕事をやめ、

現在は身体に負担の無い職種へ転職しました。

今後もメンテナンスに通う予定です。

 

 

 

最後に

☑ 胸郭出口症候群(手の痺れ・痛み)

   と症状が似ている

☑ 病院での診断を受けたが、

  治療法が分からない

☑ 再発しないようにしたい

 

ひとつでも当てはまる方は、まはろ接骨院ご来院ください。

専門の知識を持った経験豊富なスタッフが対応いたします!

 

 


出典

・プロメテウス 解剖学アトラス 解剖学総論/運動機器 第2版より