【解説】その肩の痛み「肩関節インピンジメント症候群」かもしれません

54歳 建設業をされている男性に

ご来院いただきました。

 

トラックから降りようとした際、

左手を椅子についたまま

身体を捻ってしまい

左肩関節に

過度な負荷が加わり痛めた

 

そこから現場仕事を続けてしまい

左肩の痛みが引かないまま

放置されていました。

 

 

『肩関節インピンジメント症候群』

肩関節インピンジメント症候群とは…

 

肩甲上腕関節を

外転・挙上していく中で

上腕骨と肩峰の間に、

腱板や肩峰下滑液包など

軟部組織が挟み込まれ

繰り返し加わり痛みに繋がるもの。

 

安静時の痛みはないが、

反復動作で慢性化していきます。

続けることで

腱板の部分断裂にも繋がります

この患者様の場合、

9か月間放置していたため

おそらく腱板の萎縮もあると考えられ

仕事を続けていたため

腱板の軽度損傷もあると考えました。

 

肩関節インピンジメント症候群の原因・症状

原因

肩関節を過度に回したことにより、

腱板も伸ばされ

痛めたと考えられます。

 

しかし、元々姿勢も悪く

肩甲骨がかなり

過外転・過前傾していたため

可動域制限がある中で

痛めた可能性が高いです。

肩関節インピンジメント症候群の症状
初診時

安静時の痛みはなく、

動作時の痛み夜間痛がありました。

左肩関節は

屈曲100~120度

外転100~120度で痛みが出ました

 

■痛みの部位■

肩峰付近

肩関節後面

可動域制限による三角筋の痛み

 

■可動域制限■

屈曲・外転ともに

120度以上で僧帽筋の代償動作あり

 

■徒手検査■

ぺインフルアーク有り

肩関節挙上していくとき、

挙上した位置から下ろすときに

60~120度間で強い痛みを感じる。

 

2回目以降
棘上筋損傷のテスト

Full can test(-)Empty can test(-)

棘下筋損傷テスト

External rotation lag sign(+)

→断裂などはないが軽度損傷程度あり

※実際に患者様も写真のような感じでした。

肩関節インピンジメント症候群の治療内容

1-2回目:ハイボルテージ×全身矯正の2セット

最初にアライメント改善のため

トムソンベッドで全身矯正

を実施しました。

 

その後、ハイボルテージ

左肩関節付近の

痛みを訴える場所に実施しました。

 

 

 

3-5回目:全身矯正×JOYトレ

全身トムソンベッド 

特に肩関節のトムソン手技

メインで実施しました。

 

僧帽筋の筋硬結

ファシア

トリガーポイント治療を実施。

 

姿勢不良があるため

3回目から

JOYトレを実施していきました。

 

患者様の変化

1-2回目

初診時の動作時の痛み

肩関節可動域制限の

改善がみられました。

 

3回目

来院時は重機の振動で

痛かった肩の痛みが無く

重機に乗れるようになりました。

 

5回目

最大屈曲時と外転時に

引っ掛かり感は残るが、

肩関節インピンジメント症候群の

痛みはほとんどない状態に改善。

 

ご本人の

「しっかり治したい」という想い

身体の効果実感の相乗効果

前向きで治療いただいております。

こちらの写真は5回目来院時の写真。

肩関節の可動域

大きく改善されています

 

 

 

 

患者様のお声

『腱板損傷』

動かすと痛かった肩が

痛みが減り

上がりやすくなりました!

仕事も順調です!

 

 

 

 

 

最後に

☑ 肩の痛みを放置している

☑ その場でなく、しっかり治したい

☑ 肩関節インピンジメント症候群かもしれない

☑ きちんと話を聞いてほしい

 

ひとつでも当てはまる方は、

まはろ接骨院にご来院ください。

専門の知識を持った経験豊富なスタッフが対応いたします!